生きるのはなぜ苦しいのだろう、つらいのだろう。いや、だからこそ喜びを感じ得るのだ。闇があるから光が分かる。この世はあなたが必要だ。感情回復『詩的ぶるぅすメソッド』申込はメッセージフォームから。
やめるかやめないか考えている人へ
明日葉 あしたばっかり あしたばっかり そうしたら そうしたら あしたばいばい あしたばいばい そんなはずじゃ そんなはずじゃ きょうはいつだ きょうはいつだ きょうはあしたか あしたはきょうか あしたにこうかい したくない
わかいひとへ 今まさに死に直面している十代未満の 若者よ いずれは死ぬんだから十三まで待ちたまえ 今まさに死に直面している十代の 若者よ いずれは死ぬんだから二十六まで待ちたまえ 今まさに死に直面している二十代の 若造よ いずれは死ぬんだから三十八まで待...
やめるかやめないか考えている人へ 人生に迷っている人へ
ひと息ついて刷毛雲(はけぐも)を見て あとどれだけ往(ゆ)くのだろう 果てしないようでもあり すぐそこのようでもあり あとどれだけ苦しいだろう 果てしないようでもあり すぐそこのようでもあり あとどれだけできるのだろう 果てしないようでもあり すぐそこのようでもあり あとどれだけ...
五種目を終えて 百メートル走と違うところは まるでゴールが近づかないことだ 走り幅跳びと違うところは まるで地面が近づかないことだ ハンマー投げと違うところは まるで重さをもっていないことだ リレー競争と違うところは まるで誰も待っていないことだ マラソンと違うところは まるで沿...
嚥下(えんか) あぁ 何かひとつ わかったかもしれない 諦めないことだ
ヘレンへの手紙 嫌われてしまったら ぼくはどう生きればいい 無理におどけてみたり 無理に笑ってみせたり そうしてひとり夜道で 目に沁みる月明かり ありのままに生きるのは やっぱり難しいよ ヘレン 動物なんて皆 弱い生き物なのよ だから牙を剥いたり だから毒を持ったり そう言うきみ...
峠越え もういいや 走るのやめた マラソン走者が 立ち止まった 沿道の声援 みんな暢気だ だってもう やめたんだよ 走ることを やめたんだ おかしいよ 声援が増えた なんでだよ これじゃあさ 止まれないよ わかったよ 走るよ 走るから
哀しい仮面 封筒の紙を 今日も数える なんの狂いもない 重さすら同じ 正義のヒーロー 見たのはいつだ 喝采と野次 また汗を拭う 割りきってるんだ 言い聞かせてる それなのにもう 風船が目に入る きみの手にはさ 未来が握られてる
やめるな 止まるな やめたって言えば いつでもやめれる もう終わりって言えば いつでも終われる またやるって言っても いつやれるかわからない また始めるって言っても いつ始められるかわからない 不思議だね 一度止まると そんな簡単に また動き出せない 不思議だね
五十年 あともう五十年もすれば ぼくはいなくなってしまうから やらなければいけないことを やるべきであろうことを できるだけ無駄のないように とはいっても無駄ばっかりだが 頑張ってみたいと思う 続けてみたいと思う
旗手 旗を掲げることが かれの仕事である たとえ風が強くとも たとえ腕が痺れても 旗を降ろしてしまえば かれは旗手でなくなる そのことをよく知るのは かれ自身なのである
浅き夢 サンゴ礁の間で ゆらゆら揺れている 上を見れば太陽が 水に白く融けている どんなにつまらない夢も ここでは人魚がついばむ どんなにくだらない歌も イルカが音符をくわえてく 逃げないで ここからも 逃げないで 大丈夫だから 砂の中の貝たちが 隠れながら口を出す 太陽はいつの...
希望の別れ あんたはいつもそうやって 文句ばっかり言いやがる それはだめだこれもだめ つまらんつまらん気にくわん あんたはなんか哀しいね 晴れの日でも雨になる とても残念なことだけど お別れするしかないかもね つまらない歌をくちずさむ 自分で変わってくれるまで お別れするしかない...
扉ひとつ もうあと少しで 扉をひとつ こいつを開けるは 一年ぶりだね いろんなことがさ 消えていったよ でも同じくらい 手荷物増えた さあこの扉 開けるために 手に持つ物を 置いていこうか もう大丈夫 きっと大丈夫 その手でまた 掴むはずさ
とまれない 苦しみのトンネルを 抜け出した先に 輝かしい未来が 待っているなんて 誰が言ったの? 誰も言ってない 確約はあるの? 確約なんてない じゃあ行かないの? そんなことできない 進んでみることしか 今を抜けられない
終わりの始まり いよいよ最終章へ 入ってゆこうとしている 長い長い道のり 甦る記憶の欠片(かけら) あなたの手の中に 温度は残っているか ぼくの心の中に 痛みは残っている この終わりがきたら また何かが始まる そう信じるからこそ ぼくらは次へ進める
殿の様子見 殿 いまです 様子を見よう 殿 いまです 様子を見よう 戦略なのか 戸惑いか 下の者は 気づいている 殿 どちらです 様子を見よう
外交 ずるりずるりと ひきずるものは 古い写真と 古い契約書 本当は未来を 引き寄せたいのに 両手はふさがり 息も絶え絶え もういい加減に 置いてきゃいいのに 何をしたくて しがみつくのか 捨て...
水面の波紋 池に落ちたありんこが 憐れだと思うのかい? そりゃあ落ちたありんこは 水面(みなも)でばたばたやっていて 見苦しいように見えるやら 情けないように見えるやら だけどもしもその姿 自分だとしたらどうするかい ...
交代なし 走り疲れたから しゃがみ込んでしまった そろそろこの辺だろうと 交代を申し出たんだ だけど誰ひとりとして 交代しようとはしない たのむよもう走れない 叫んでも知らぬ顔 よく考えてみればさ そりゃあそうだ...