生きるのはなぜ苦しいのだろう、つらいのだろう。いや、だからこそ喜びを感じ得るのだ。闇があるから光が分かる。この世はあなたが必要だ。感情回復『詩的ぶるぅすメソッド』申込はメッセージフォームから。
自分に自信が持てない人へ
生り木 生り木(なりき)になりたい 生り木になりたい たくさん実をつけて たくさん集まって たくさんもぎ取られ たくさん食べられて それでもまた 何度でもまた たくさん実をつける 生り木になりたい 生り木になりたい
声と手と夢 きみはなぜ 今を生きているかを 知っているか きみはきみの声を聞き きみはきみの手をかざし きみはきみと夢を見 きみはきみであることを 決して他の誰でもなく とにかく精一杯 きみはきみであることを 胸を張って生きればいい きみはきみであ...
応援旗 わかるでしょう? この旗を見れば だからあなたは決して ひとりで闘ってるわけじゃない わかるでしょう? この旗を見れば だからあなたは決して ひとりで背負う必要はない わかるでしょう? この旗を見れば だからあなたは決して ひとりで悲しみに暮れることはない わかるでしょう...
気になるカンガルー カンガルーは悩んでる 袋が小さい気がしてる だから他のが気にかかる みんなの袋はどうなのか 自分は特別なのだろうか 他のはやっぱり大きいか だから会うたび尋ねてる きみの袋を見せとくれ だから会うたび気にかかる きみの袋はどうなのだ 自信が持てないカンガルー ...
タップ・ダンス 男は無言だ 言葉は要らない 誰だって寂しい だから伝える 寂しさを伝える そして振り向く スポット・ライト 響くリズム その音にはもう 寂しさはない 男は無言だ 言葉は要らない
いつも自分を責めてしまう人へ 自分に自信が持てない人へ
蛆虫 みにくいみにくいアヒルの子 成長したら白鳥でした きれいなきれいな蛆虫は 成長しても蝿どまり 蛆虫のような人間に なりたかったわけじゃない 蛆虫のような人間は きれいなわけでも何でもない 魚に食われてしまったら どんなに良かったことでしょう このまま生きてゆく果ては 蝿にな...
声にね 声が出ません 声が出ません 人見知りだとか 気恥ずかしいとか 遠慮がちがとか 無言の美だとか 言っていられない そういう場面に いつ出くわすやも しれないのです 声に出すのです 声に出すのです
解答無用 蝶が天に昇るごとく羽化したり 鈴虫が郷愁を誘う楽器を奏でたり 飛魚が人類より先に鳥になったり 亀が重い甲羅を背負って涙したり 理由も意味も何もかも わからないことだらけなのだ 僕たちだっておんなじだ 理由も意味も何もかも わからないことだらけなのだ だから恐れるな諸君 ...
100%+1 %=100 % 頭の中が100%になって これじゃあいけない 考える余裕もない ユーモアも生まれない 1%だけでもいい その思考を割り込ませる 101%になるはずなのに 崩壊するはずなのに 100%のままでいるのは 僕たちの思考っていうのは 案外柔軟にできているから...
内扉(うちとびら) 寒いね寒いね ぶるぶるするね 白湯を飲んでも 外套を着ても 猪を抱いても 不動明王を抱いても 地の裂け目に入っても 焼き釜の中に入っても 止まりはしないね ぶるぶるするね 潜望鏡を用意せよ 氷河の壁をつき破れ 見えるか見えるか 外はあったかそうだぞ
チャンス 普通の水は もちろんのこと ミルクティーや ブラックコーヒーや コカコーラや 熱い味噌汁や あるいはまた 都会の泥水や 油の浮いた用水や 硯の墨汁でさえも 世の中を映すのは どうしてなんだろう 僕にもチャンスが あるのかもしれない
見えない彫刻 見えない鑿(のみ)を手に握り わたしはわたしを彫っている 彫らない日が続いたら 代わりにどこかが欠けてゆく この間は左足の 小指がぽっきり欠けたとさ わたしは彫り続けねばならない 見えない鑿で彫らねばならない 彫らねば自ずと欠けてゆく 彫らねば醜く欠けてゆく 打ちつ...
峨峨(がが) ひとと較べてしまって ひとつでも劣っていれば みるみる高く険しく聳(そび)え あるいはこちらが轟沈か 峨 峨 面(つら)に皮を重ねて ひとつでも取れなくなり みるみる高く険しく聳え あるいはこちらが轟沈か 峨 峨
たった一本の剣(つるぎ) 世の男性諸君 何かひとつでもいいのだ 自信をもちたまえ 自信をもちたまえ 馬鹿な奴はそのままでいい 馬鹿になれない奴は聞け この世は辛く苦しく なんて悲しいことばかり 女性が社会を席巻し 益々追い立てられてゆく 一旦萎(しぼ)んでしまったら 負の連鎖は止...
海の中の決意 拒否されるのが とても恐いから ぼくはこのまま 海へ戻ります この弱い心を 鍛え直すため 地球の裂け目で 修行してきます たとえ拒否され 冷たくされても 決して折れない 強い心になりたい こうしてこの世に 受けた命を 無駄にはしない いち怪獣として
砂のからだ 砂でできた私のからだ 些細な風で削られる 誰かに囲まれ守られて からだは形を保っている なのにみんな居てくれず 好きなところへ行ってしまう 残された砂の塊は 吹きつける風に削られてゆく あぁ私はどうなるのだろう このまま消えてしまうのか 仮初めに囲いを作っても 拒絶の...
重圧お化け 勝負はいつでも たった一度きり 重圧お化けが 手や足に絡む 失敗の風船が ぱんぱんに膨らむ さあ力を抜いて 勝負は一度きり 重圧お化けを なでなでしよう 失敗の風船も 手を離せば丸い
色のついたクラゲ 絵の具を塗りたくった世界に ぼくらは舞い降りてしまった 無邪気に転げ回っていたら 顔や体にいろんな色がついた どうだいこんなに沢山ついてるぞ とってもカラフルで素敵でしょう つけてもつけても飽きることなく ぼくらは顔や体に刷りつけた 色がついていない人たちは な...
はやりすたり 無口な男がいいのだと 何かの古い本で見た 今では多弁な男ほど 女と札束握っている 分かってはいるけれど 僕にはなれそうもない だけど苦手だった微笑みは 少しできるようになったみたい 無粋な男はいけないと 何かの芝居で言っていた 今ではつれない男ほど 同情手厚く守られ...
身だしなみ おんながひとり コーヒーも飲まず カフェの隅にいて 顔をつくっている 新しい出会いが まだ見ぬ光りの 影に隠れて 手まねきしている おんなはようやく 身だしなみを終え 兵士のようにきりと 立ち去っていった