生きるのはなぜ苦しいのだろう、つらいのだろう。いや、だからこそ喜びを感じ得るのだ。闇があるから光が分かる。この世はあなたが必要だ。感情回復『詩的ぶるぅすメソッド』申込はメッセージフォームから。
なんだかくすぶっていると感じる人へ
落ちぶれ根性 落ちぶれちゃってさあ 落ちぶれちゃって どうしようもないね みんな幸せになれよう 落ちぶれてはいかん 生半可ではいかん しつこい酒と同じでね 常習性がありやがる 気の入れようだがね 落ちぶれても這い上がる 落ちぶれ根性は強いよ 苦汁を知ってるからね 二度と落ちぶれな...
なんだかくすぶっていると感じる人へ 最近停滞気味の人へ
凝固点 固まり始めたら 動け 動かせ 固まってしまったら 動けない 動かせない 冷えきるのが嫌なら 動け 動かせ
黄色いライン 黄色いラインを 辿って辿って どこに繋がって どこに着くのか 右へ曲がり 左へ曲がり 辿って辿って 突然途切れた ラインを引いたのは どこの誰だろうか ラインを引いたのは どこの誰かなんだ 引け引け引け ここから先はお前が 引け...
オオアレチノギク いいなあ すなおに もりもり 生きれて もりもり もりもり 生きてみたい
ハナグモ 自らを花と偽り 生を全うしようと 心に決めたのは いつのことであるか いや果たして 蜘蛛であることを 花に似た姿を わかっているものか 花のくぼみに溜まった 朝露に姿が映り それが偽りであると 知っているものか
ガジュマロの朝 あまりに立ち行かないことが多くて 四六時中怒鳴り散らされ いや怒鳴り散らされている気がして 摺り足のような足どりで帰宅し どっかりと体を床か椅子の一部とし このままガジュマロの樹になれたら などと夢うつつの闇へ放り込まれて 確かに光は見えた...
ムササビと東京 東京は嫌いじゃない だから外へ出る 近代的な建物が 少ない場所へ出る もちろん人も少ない もちろん夜は静かだ それでも外へ出るのは 善し悪しを知るため 内にずっと籠れば 判別がつかなくなる 森を出てみなければ 山のかたちはわからない...
火の人間 火は薪を必要とし 薪をくべる人を必要とし 薪をくべる人がいなければ 火はいずれ消えてしまうか 外へ燃え移って勢いづき しかしそれもいずれ消えるか だから火が消えぬように 燃えすぎてしまわぬように 薪をくべる人を必要とし 元々火は強いものだから...
拙文と弁解と風 反論するならするがいい 反発するならするがいい わたしは受けて立とう わたしは嬉しいのだ それらはひとつのエネルギー エネルギーは何かを生み出す あなたを高め わたしも高く ともに風を掴まえよう 今までより高く高く
うまくいっていないと感じている人へ なんだかくすぶっていると感じる人へ
生えた所に木は生える ぼくたちは あらかじめ 人生というやつや 運命というやつを 決められて いるのだろうか 目の色髪の色 背の高さ指の長さ 好きな絵好きな歌 仕事友人恩人 ぼくたちが自分で 決める時もある だけどぼくたちは 自分で決めなくても...
最後のカード 本当にこれが 最後の最後です もうあなたへのカードは 尽きてしまいました 決心は変わりませんか? 泣いても笑っても 本当に最後ですよ このカードを最後に あとはあなた自身 何が起こったとしても 自分の力だけを頼りに 乗り越えねばなりません さあよろしいですね? わた...
後戻り 人は生れ落ちた時から 後戻りできない運命にある そんなことはわかっている わかっているのに考えてしまう しかし考えた末に思うのだ 後戻りできたところで 同じ途を辿るだろうと
手のかたち 新しい何かを掴むためには いま手の中に握っているものを 離さなければならないという 新しい何かを望まなければ 手離す必要はないのだろう 新しい何かを望まないなんて 出来る人がいるのだろうか 手のかたちをよくよく見たら 何かを掴みたがっていた 草木が空へ繁茂するように ...
進んで止まってまた進め 手にしている一本の旗が 垂れ下がったままでいる いまはそう 風の無いとき これまで随分進んできた いまはそう 風の無いとき 進めばまた風になろう 進むより前に 風が起こるやもしれぬ いまはそう ただ風の無いとき
子グモ 一丁前に 尻から糸を 出しやがる 俺は未だに 己に迷い 嘆いているのに お前はすでに クモであり お前はすでに お前であり ここまでくると 腹が立つよりも 敬服してしまって 狙いすました手も 止まってしまった
黒いパンダ 公園のパンダは 雨風に晒されて 白黒模様も消えるほど 薄汚れて立っていた それでも眼光は鋭く ぎりりと前を見据え 僅かに笑みさえ浮かべ しっかりと立っている その姿は勇ましく さあみんな附いてこい 泥をかぶったくらいで 怯(ひる)んではならない 傾きかけた夕陽を 正面...
種なし葡萄 哀しいぶんだけ 実がつまる 切ないぶんだけ 甘くなる 未来を奪われた その代償として 紫色の炎を ただ精一杯に 恨みつらみを 語るのではない ただ精一杯に 実(いのち)を灯すのみ
曲がるスプーン 誰が念じて曲げたのか スプーンはがっくり上を向き 隅のほうで横たえる スプーンにとっては突然の お役目御免の宣告だ 本当ならば項垂れて 涙ながらに訴えようが 威張ったように反り返り 負けず嫌いの風体で こう言っているかのようだ 念じられてあげたのだ 曲げられてあげ...
啼く声 雛鳥はくちを開け 餌を待っている 親鳥はただせっせと 餌を運んでいる 彼らはわかっているのだろうか 何のために餌を待ち 何のために餌を運び 何のために生き延びるか 彼らはわかっていないだろう 何のためだっていいのだ ただ自分の為すべきことを ひたすらに為しているのだ
ペンギンよ空に眠れ ペンギンは空を飛べない そんなことはわかっている わかっているけどもしかしたら 空を飛びたいと思う奴が 現れたって不思議じゃない そいつは果敢に挑むんだ 何度も何度も空に挑む ついには力も尽き果てて 寿命を迎えるかもしれない だけどペンギンは誇るだろう 挑み続...