生きるのはなぜ苦しいのだろう、つらいのだろう。いや、だからこそ喜びを感じ得るのだ。闇があるから光が分かる。この世はあなたが必要だ。感情回復『詩的ぶるぅすメソッド』申込はメッセージフォームから。
ネガティブ思考の人へ
良い方向 大丈夫ですよ きっと良い方向へ 向かいますから そもそも 悪い方向なんて ありはしません 自分で勝手に 悪い方向だと 決めつけてるだけ 本当はみんな 良い方向に 向かってるんですよ 必ず 必ず
テーブルクロス ワン ツー スリー さあ 拍手! 染みだらけのテーブルが 素敵な青いチェック柄に! こちらの陰気なテーブルは 清々しいパリッとした白に! 冷たく錆びたテーブルは バレンシアのようなオレンジ! さあさあこの魔法は どなたにでもできちゃうよ...
取るに足らない詩 自分はつくづく幸運だ だって目が見えるもの だって音が聴こえるもの だっておいしい物を食べられるもの だって眠ることができるもの だって全力疾走できるもの だって指を動かせるもの だって声を出して叫べるもの だって・・・ だって・・...
時間のつくり方 我々は時間をつくることができる 時間は最初からある? 時間はつくり物じゃない? さあ 手を叩け さあ 足を踏み鳴らせ それはあなたがつくった時間だ さあ 歓喜せよ さあ 声高らかに それはあなたがつくった時間だ 己れの内側を奮わせること 我々は時間をつ...
正月飾り まあ なんだ どうにかこうにか 年を越したわけだし 正月飾りでもすれば 御目出度いじゃねえか 正月ってのはさ その気になりゃあ誰でも 御目出度い日なのさ
ムツゴロウ 泥にまみれて 何おもしろい 顔もからだも 真っくろけっけ 跳んではねて ひっくりかえって 俺もまねして 生きてみたい 泥にまみれて 愉しいならば 人目気にせず 生きれるならば 泥にまみれて 暮らしてみたい
手放し運転 手を放せば 楽になれるだろうか 今日は珍しく 白い鳩が飛んでいた 幸せの場所から 逃げてきた鳩だ 手から放たれて これからどこへゆくのか 白い羽根はいつか 色を失うことだろう わたしの白い腕は 幸いにも空を飛べない
吉報 吉報を待っている 吉報はなかなかこない 吉報を待っている 吉報はどうしてこない 吉報を待っている 吉報はこないかもしれない 吉報なんてものは 待たないほうがいいのだ 吉報なんてものは ふいにきたほうがいいのだ そうだそうだ そうしようそうしよう
三途の川 三途の川を探してまして 電車の窓から川が見えると もしやこれがそうではないかと 身を乗りだしてしまったり 散歩の途中で川に出会うと どんなに小さなものだとしても つい覗きこんでしまったり それでもいまだに三途の川は 見つけられずにおりまして 大抵の川はと申しますと 空や...
悪友 ぼくには陰がある 悪友は毎晩現れ ぼくの目や耳や口や はしゃごうとする心をも 黒い手で塞いでいた ぼくには陰しかない 月が太陽を覆ったとき 初めて光が存在した 陰が濃く大きいほどに 強烈な光がそこにあった やがて月は光に消えた ぼくには陰がある その分だけ光がある 毎晩現れ...
しっぽのない犬 しっぽのない子犬 生まれつきない子犬 喜びも怒りも 哀しみも楽しみも 永久にしっぽでは 表現できない子犬 それでも彼は 何も失ってはいない 表現というものを まるで失ってはいない 全身で喜び 全身で怒り 全身で哀しみ 全身で楽しみ 全身で撃ち震え 表現しているのだ
反骨歌(はんこつか) きみはひとりさ 夢は捨てよう 後ろ向きに歩け 絡まる未来へ きみは他人さ 愛は安物 疑うことがすべて 陳腐なあしたへ
錆びた雫 僕はいつでも 見限られる 思わせぶりした 僕が悪いのだ 立派な枝ながら 実をつけぬ柿や 色にじませながら 開かぬ朝顔や 翼を広げながら 空に溶けぬ鳥や 清らかな川の底で 錆びる空き缶のように そしてその川の水で ざぶざぶ顔を洗った 鶺鴒(せきれい)がやって来て ちちっと...
アメジスト あなたはとても素晴らしい あなたはきっとうまくいく 魅力的な目をしているから 優しい声で話しかけるから 揺るぎない信念があるから 聡明な心をもっているから 周りの人を大事にするから 自然をごくふつうに愛するから いつも高みに挑んでいるから その日その日を懸命に奔(はし...
山菜採り 背負っているのは重いかい 収穫の喜びは 背中の重さでわかる 背負わされるからだよ たくさん採れれば 重くても嬉しいものだ 自分で背負っちまいな もうだいぶ採れたから 今日はおしまいにしよう そうすれば下ろすこともできる
遠ざかる景色 後ろ向きで歩こう 前は見ちゃいけない 後ろ向きで歩こう 段差には気をつけて 後ろ向きで歩こう 景色が遠ざかっている 後ろ向きで歩こう 涙の跡が点々と 後ろ向きで歩こう 目的の場所はどこだっけ 後ろ向きで歩こう 夕焼けなんて久しぶり 後ろ向きで歩こうって 前向きよりも...
レントゲン 息を吸って はい撮ります ちょっと骨が 歪んでますね そうですここが 精神の骨 幼い頃に 形が決まって 今となっては 矯正困難 一年一ミリ 治すつもりで 根気強く やりましょう なあに必ず 良くなります 死ぬまでに 治しましょう
モザイク通り みんなモザイク 顔はわからない ここではだれも 知らない同士 怒っているのも 笑っているのも 泣いているのも ぜんぜんわからない 人の顔色は この通りにはない さあ安心して つき合えばいい
ツキ いつもいつもいつも 落とし穴にはまって 気をつけてはいるのに また穴に落ちてしまう あぁなんてついてない ひねった足首をさする まるでこの世のすべてが 自分を陥れているよう そう思ったある日の朝 綿あめのような雲を見て はい上がってこれぬ人が たくさんいることに気づいた 多...
ジサツノススメ 肉体をコロしてはならない 精神をコロしてもならない コロすべきものは 心の隅にあるもの とても小さな小さな 病原体のようなもの 悪しき心をつくり出す もう一人の自分のこと 生きている間に 生まれ変わること これがジサツノススメ もう一度繰り返そう 肉体をコロしては...