生きるのはなぜ苦しいのだろう、つらいのだろう。いや、だからこそ喜びを感じ得るのだ。闇があるから光が分かる。この世はあなたが必要だ。感情回復『詩的ぶるぅすメソッド』申込はメッセージフォームから。
愛しさでいっぱいな人へ
簪 かんざし かんざし 髪とめる ひらひら ひらひら 蝶がとぶ ほんわり ほんわり 頬染まる あなたの あなたの 目がとまる
弱い琴線 まあ人の心の中には 琴線と呼ばれるものがあって 絵や言葉はもちろんのこと 感情というものにまで それぞれの琴線があり それぞれに反応するのです 近頃わたしは自分の中に 弱い琴線を見つけてしまって ここを軽くはじかれただけで わなわなと力が抜け...
ラクな気持ちでいきたい人へ 愛しさでいっぱいな人へ
遠心分離 ぎゅるり ぎゅるり まわれ まわれ 言いにくい ことだって ぎゅるり ぎゅるり まわらなければ 飛び出すこともなく ぎゅるり ぎゅるり まわれ まわれ 気持ち 飛び出す いつか あなたへ...
ハイビスカス これから始まる 苦難の日々に 今夜ばかりは 目をつぶって これまで歩んだ 苦難の日々を ハイビスカスの 赤い笑顔に 愛しきものの すべてを乗せて
愉しいひと 愉しいひとよ あなたといると 心が踊って わくわくして 思わず笑みが こぼれます 愉しいひとよ あなたと話すと 心が開き うきうきして 思わず頬が 紅らみます 愉しいひとよ どうしてあなたは こんなにわたしを どうしてわたしは ...
性(さが)と馬鹿は同じもの 黙って考え事をしている時は どうかそっとしておいてくれ 自分と向き合っているのだ 自分と勝負をしているのだ わかってくれなくてもいい どうせ大したことではない だけどちっぽけなことに 勝負を挑んでいるのだ これは男の哀しい性 これは男の愛(いと)しい馬...
白湯(さゆ) ただのお湯だと きみは言う 右手で掬(すく)ってみせるのは 桶に張られた ただのお湯 右手が濡れたその時から きみの右手が濡れた時から ただのお湯は ただのお湯ではなくなった 右手からこぼれ落ちたそれは 桶の上とぼくの上で 幾つもの丸い輪になって 広がっていった
横断歩道 横断歩道が どこまでもどこまでも 続いていたらいいのに そうすれば好きな人と いつまでもいつまでも 手をつないで歩けるんだ アジア大陸を越えて アフリカ大陸を越えて アメリカ大陸などは縦断 世界が縞々になって シマウマはどこへ行った なんて言いながらさ いつまでもいつま...
宝 腹のふくれた鱈(たら)がいる 腹のふくれた蛇(へび)がいる 腹のふくれた驢馬(ろば)がいる 腹のふくれた蜘蛛(くも)がいる 腹のふくれた亀がいる 腹のふくれた貝がいる 腹のふくれた鴇(とき)がいる 腹のふくれた蟻がいる 腹のふくれた猿がいる 腹のふくれた女性(ひと)がいる み...
理由 きみを好きな理由はね きみを好きな理由はね 好きな理由は 好きな理由は 理由 理由 ねえ 理由は必要かい?
福笑い つと目を閉じて あなたを描いて ああでもなければ こうでもないなと ぐちゃぐちゃぐちゃ ぐちゃぐちゃぐちゃ そのうちなんだか ひとりぼっちの不安 思わず目を開けて あなたを探したら なんのことはない あなたはそこにいて 苦しいことだとか 悲しいことだとか すべてひっくるめ...
指切り 嘘だというのは わかっていました はぐれた風船ひとつ 空へ跳んでゆきました 指切りでもしませんか 目はそらしてもいいから 指切りでもしませんか たとえ心は忘れても 恋だというのは わかっていました はなれた気持ちふたつ 雲に乗ってゆきました 指切りでもしませんか 手は下ろ...
ほのはば あなたとぼくとの 歩幅は違う いまはこうして 並んでいるけど やがて離れて ゆくことでしょう あなたとわたしの 歩幅は違う いまはこうして 語り合えるけど やがてその声 届かないでしょう あなたに歩幅(ほのはば) 合わせていれば ずっと並んで いられるのかな ずっとその...
エイミー 目に砂が入ったと 誤魔化したのはどうして? 素直になれない僕ら モノクロームの虹を見た エイミーわかっていたよ 光る雨粒に濡れて 夢に煙る街の中へ きみは消えていったね わたしがいけないと 俯(うつむ)いたのはどうして? 似た者同士の僕ら もう戻らない風を聞いた エイミ...
円盤 さようなら あなたと別れて 縁(ふち)を歩いて あなたはずっと 同じ場所で 縁に座って ここは円盤の上 やあまた会ったネ わかっていたくせに 円盤の上にいれば また会ってしまうこと 夕日が落ちてゆく
純情手裏剣 しゃっ しゃっ しゃっ あああまただ また届かない しゅっ しゅっ しゅっ どうしてこうも 届かないのか いつもいつも 手前で失速 向こうはまるで 気づいていない 傷つきもしない しゃっ しゃっ しゃっ もう少しだけ 近づいてみたい しゅっ しゅっ しゅっ もうそろそ...
あばらの手前と向こう側 本当は手にふれたい ふれられる距離なのに 望遠鏡を逆にして 覗きこんだように なんて遠いのだろう 思わず顔をそむける あばらを創り出して どれほど経ったのか 罪はいつもこうして 目の前に現れる ふれられる距離なのに あばらの奥にあるから 手でなでるようにし...
ショート 太陽が2つに見えたらば シロクマも熱でうなされる 街の片隅の暗がりで 愛が千切れる音がする 頭痛の種があぁついに かわいい双葉の芽を出した 走ってスキーのジャンプ台 飛び降りたらどこへ行く? 思考回路がショートして 火花が目の中泳いでる あなたの弾いたその指が ぼくの脳...
モンタージュ ぼくは今日もまた ぼくを繋ぎ合わせる そして一日終わる頃 ぼくというのが出来上がる だけどいつも不完全 ぼくはぼくになりきれない きみがどこかに紛れ込み ぼくはぼくになりきれない 下手くそなモンタージュ 今日もまたきみがいる 偽れないモンタージュ こころ覗くきみがい...
約束のハミング 太陽がハミング 綿雲(わたぐも)がハミング 路面電車も 野良猫も タバコ屋の人も 窓拭く人も 風はスキップ 海へと続く ポロンと音色 街角楽器 ベンチに座って うたた寝絵描き どれもこれも だれもかれも やっぱりぼくも ハミングしてる