メダカの群れ

メダカの群れ   

 


メダカの群れがたなびいている 


先頭は先頭であって先頭ではない 


ただ偶然先頭にいるだけだ 


みんななんとなく先頭についている 


はるか後方のメダカは知らない 


先頭が誰でどこへ向かっているかを 


そのうち一匹が痙攣を起こした 


同時に群れからはぐれてしまった 


すぐに回復したもののメダカは一匹 


群れとは別の方角を向いていた 


ここから不思議なことは起こる 


一匹また一匹とつられてきたのだ 


やがてはぐれたメダカが先頭になる 


みんななんとなく新たな群れにつく 


なんとなくというのがミソなのだが 


求心力も同じようなことではあるまいか 




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