清水窪

清水窪   

 


動かぬはずの水面を 


ゆっくりと持ちあげる 


俺は存在し息をし 


貼りつく景色を揺らす 


近くでは水がじゃらじゃら 


絶え間なく石を叩く 


人間の顔をした奴が 


俺をじっと観察する 


俺は存在し息をし 


体をくねらせたりする 


もう何度目の冬だろう 


すっかり水は冷やっこい 



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