生きるのはなぜ苦しいのだろう、つらいのだろう。いや、だからこそ喜びを感じ得るのだ。闇があるから光が分かる。この世はあなたが必要だ。感情回復『詩的ぶるぅすメソッド』申込はメッセージフォームから。
イメージを楽しめる人へ
光をあつめて 空を黒く塗って ハートを黒く塗って あなたを黒く塗って 虫メガネを当てて 光をあつめて 光をあつめて
タクシー 人間の次に 地球を支配したのは タクシーだった 都市はもちろん あらゆる町や村 山の中や防波堤 果ては地底の通路網 果ては砂漠のど真ん中 疎(まば)らになった人間を いつまでも探し続ける 疲れ切った一台が 赤いランプをつけながら 道の端...
旅に出たいと思っている人へ
宍道湖(しんじこ) 信じている 誰に何を言われようとも どのような侮辱を言われようとも どのような軽蔑の目で見られても わたしは堪える わたしは信じている すべての疑念は すべての動揺は すべての悔恨は この夕景とともに この夕景とともに
誰かの独り言を聞くのが好きな人へ
赤子のすぐ横で 俺の横で赤子が泣く 俺の横で赤子が笑う 人様の赤子である 人様の宝である 俺の方をちらと見る そしてすぐにそっぽを向く じたばたする じたばたする ああどうか心優しい 丈夫な人になって欲しい 俺もまだまだ じたばたしている
愛しさでいっぱいな人へ
弱い琴線 まあ人の心の中には 琴線と呼ばれるものがあって 絵や言葉はもちろんのこと 感情というものにまで それぞれの琴線があり それぞれに反応するのです 近頃わたしは自分の中に 弱い琴線を見つけてしまって ここを軽くはじかれただけで わなわなと力が抜け...
うまくいっていないと感じている人へ
角砂糖 かちん こちん かくかくかく 落として欠けて 欠けて崩れて なんだい弱い 弱っちい もろいもろい ぼろぼろだ でもね それがどうしたい 溶けて溶けて とろとろとろ 欠けて崩れて 甘くなれ 角張るうちは 身の程知らず
柏手(かしわで) 一日の幕を 下ろし始めた 小さな港町 夕げ仕度の 窓は閉じられ 忙しい影 柏手ふたつ 社(やしろ)を伝わり 天井に満ちる 圧倒的な時を 超えては戻り 超えては戻り 港町の明かりに 下りていった
回転寿司 僕は回る 一年をかけて回る 寿司の場合は 手に取られて 回転が止まる ぼくの場合は 回転が止まるのは いつなのだろうか ネタは次第に しなびていくし 手を伸ばそうとは 誰も思わずに いやもしかすると 自ら逃げるように 一年をかけて ...
この頃ココロが落ち着かないと思う人へ
見張り 一度はやらねばならぬ 人生の教訓が詰まっている まず忍耐が必要である 察知力が必要である 人は案外ぐうたらだと知る いかに勝手な生き物かを知る 南の国でのんびり暮らしたいと思う 自然とともに北国で生きるのも良いと思う でも今の暮らしも悪くないと思...
なんだかくすぶっていると感じる人へ
落ちぶれ根性 落ちぶれちゃってさあ 落ちぶれちゃって どうしようもないね みんな幸せになれよう 落ちぶれてはいかん 生半可ではいかん しつこい酒と同じでね 常習性がありやがる 気の入れようだがね 落ちぶれても這い上がる 落ちぶれ根性は強いよ 苦汁を知ってるからね 二度と落ちぶれな...